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米商務省が半導体のウルフスピード(NC)に最大7億5,000万ドルを助成

2024年10月22日

(JETROビジネス短信より)米国商務省は10月15日、米国半導体メーカーのウルフスピードに対し、CHIPSおよび科学法(CHIPSプラス法)に基づき最大7億5,000万ドルを助成することで、同社と予備的覚書(PMT)を締結したと発表した。

2022年8月に成立したCHIPSプラス法は、米国内半導体産業の振興を目的に、半導体製造施設や半導体製造装置などの建設や拡張などを行う企業に対して390億ドルの助成と25%の投資税額控除を行うほか、研究開発を行う企業に対して110億ドルの助成などを規定している。CHIPSプラス法に基づく半導体製造施設などの投資への助成金拠出の発表は今回20社目で、助成額の合計は350億ドル以上に達する。

助成対象となるのは、同社のノースカロライナ州のシリコンカーバイド(SiC)ウエハー製造施設の新設および、ニューヨーク州のSiCデバイス製造施設の拡張プロジェクトだ。同社は商務省から最大7億5,000万ドルの助成を受けるほか、財務省に対してCHIPSプラス法に基づく25%の投資税額控除を申請する予定。

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