米Boom Technologies社が開発中の、コンコルド以来となる超音速旅客機「Overture」が2024年6月に完成したノースカロライナ州の同社製造工場で、機体の本格生産に入りました。
10月に5回の飛行試験を成功させ、飛行能力に問題がないことを確認したということです。「Overture」は、現行ジェット機の2.6倍の速度、マッハ2.2(音速の2.2倍)での運航開始を目指しており、実現すれば、東京~サンフランシスコ間の飛行時間を、現在の約11時間から約5時間半に短縮可能です。
同社にはヴァージン・アトランティック航空と日本航空(JAL)が出資しており、優先発注権を保有しています。JALは「航空会社の観点から、機体の仕様策定やプロモーションにも協力する」予定とのこと。アメリカン航空とユナイテッド航空はすでに導入を決めています。